【マクロスΔ (デルタ)】アニメ動画の感想と評価！Huluで8年ぶりのテレビマクロス

Huluの会員の方にぜひ見てほしいのが、現在テレビ放送中の「マクロスΔ」という作品。こちらは「マクロスF」以来8年ぶりのテレビマクロスであり、Hulu会員なら1話目から最新話までを追加料金なしで見ることができちゃいます。

8年ぶりのテレビマクロス「マクロスΔ (デルタ)」！

マクロスと言えば印象的な歌やキレキレの動きがたまらない戦闘シーン、そして魅力的なヒロインで大人気となったシリーズ。マクロスFが大ヒットしたので、ご存知の方も多いと思います。マクロスΔはそんなマクロスシリーズの7作目であり、テレビ作品としてはマクロスF以来8年ぶりの作品。ファンからすれば待ちに待ったといったところです。実は2014年の段階で新作の制作は発表されていたのですが、そこからかかった時間は実に2年。放送タイミングに合わせてなのか、時代背景もマクロスFから8年後となっています。

簡単なあらすじを紹介しておくと、この世界では「ヴァールシンドローム」という人々が凶暴化してしまう奇病が発生。これを鎮静するために戦術音楽ユニットである「ワルキューレ」や可変戦闘機で戦う「Δ小隊」が活躍するというもの。もちろん、マクロスと言えばの三角関係も絡んできますよ。旧作の話も若干ながら絡んできますが基本的に新しい話なので旧作を見ていなくとも問題ありません。

マクロスと言えば歌！

マクロスシリーズ最大の魅力と言えばやっぱりボーカル曲。今作でもしっかりと視聴者の心を掴んで離さない出来となっていますよ。前作であるマクロスFの曲を作った菅野よう子ではないと聞いた時は不安が強くなっていましたが、いざ蓋を開けてみるとそれは杞憂でした。姉田ウ夢ヤやコモリタミノルなどが作成したボーカル曲はどれもノリがよく、数回聞くだけで口ずさんでしまうほどの完成度。中でも1話目のラストで流れる「いけないボーダーライン」は高クオリティの作画や演出と相まって一発で心に残ります。

実際に楽曲ダウンロード数もかなりのもののようで店内放送で耳にすることもしばしば。「恋！ ハレイション THE WAR」なども印象的です。当然ながらOPやEDについても完成度が高く、歌っているのは劇中で戦術音楽ユニットとして活躍するワルキューレの面々。ED曲はメインヒロインのフレイアにスポットを当てたもので、パリラルンピカの部分は一度聞くと頭から離れなくなります。いわゆる中毒性の高い曲です。

独特の作画に注目！

マクロスΔのキャラクターデザインは好みが分かれるかもしれません。というのも、表情がコロコロ変わるうえに目や口元の描き方が独特。言ってしまえば癖が強いのです。中でもフレイアの作画は表情の変化が激しく、どうなってるんだこれ、という感想が出てくるほど凄まじい表情変化を見せてくれます。これを魅力と捉えるか、やりすぎと捉えるかは人次第だと思うのでぜひ自分の目で確かめてみてほしいところです。

とは言え、人気シリーズらしく作画が崩れるようなことはありません。それもそのはずで、ほぼ全ての話の総作画監督を、キャラクターデザインのまじろ、進藤優が担当。かなり力が入っていることが分かります。ちなみに、フレイアの表情でおすすめなのが3話目のラスト。「運のいいやつ」のシーン。意見には個人差があると思いますが、この時のフレイアは本当に可愛い表情してますよ。

戦闘シーンも見逃せない

三角関係やワルキューレの歌唱シーンも良いのですが、やはりマクロスと言えば可変戦闘機による戦闘シーン。マクロスシリーズでは3DCGによる戦闘を積極的に採用しており、本作も全て3DCGによって描かれています。従来の手描きアニメに慣れてしまった世代だと、とっつきにくい部分があるものの3DCGによるスピーディーな戦闘は手描きでは再現できないもの。ワルキューレの歌唱をバックに繰り広げられるドッグファイトは手に汗握ります。ちなみに、本作で主人公の搭乗するVF-31ジークフリードはマクロス30に出てくるYF-30クロノスの正式量産型。ゲームをやっていた方ならニヤリとできるかもしれません。

マキナとレイナの関係

ワルキューレメンバーの中でもマキナとレイナは特に仲がよく常に一緒にいます。もっと言うなら仲が良いなんて段階はすっとばしており、姉妹か恋人のような関係。プライベートでの部屋も一緒で、あるエピソードでは非常に息の合ったプレイを見せてくれます。以心伝心のような関係を見ていると心の底から「良いな」と思えてくるのです。