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2016年06月26日
【下ネタという概念が存在しない退屈な世界】アニメ動画の感想と評価!dTVで配信
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タイトルから吹っ飛んでいる「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」というアニメ作品。みなさんはもう視聴しましたか。本作は下ネタという概念が存在しないのに下ネタだらけのアニメ。馬鹿を貫いた感じが非常に楽しめますよ。
下ネタという概念が存在しない退屈な世界って?
本作は同名の日本ライトノベルをアニメ化した作品で、製作はJ.C.STAFFによるもの。タイトルの通りこのアニメの世界では「公序良俗健全育成法」が成立しており、下ネタ(この場合は性的な言葉)が失われています。そういった知識が無い男子や女子も多く、口にするのも一切禁止。そんな中で登場したのが「雪原の青」と名乗るテロリスト。主人公はあるきっかけから、その雪原の青の属する下ネタテロ組織「SOX」に入隊させられるのです。といった感じの、かなりアレな設定の本作。しかし馬鹿も貫き通せばよい作品ができるようで馬鹿々々しくも、むしろ馬鹿々々しいからこそ笑える作品に仕上がっています。
下ネタ満載のコメディ!
初めに断っておくと、本作は下ネタが苦手な方には向きません。というのもヒロインが堂々と性的部分の名称を発したり、何かにつけては会話をそっち方向に持っていこうとします。基本的に主人公である狸吉と雪原の青でありヒロインである綾女の会話は酷いもの。綾女については頭の中が性的な何かで出来ていそうな勢いです。そのため、逆に下ネタに免疫があり、むしろ好きという方にはこれ以上ないくらいおすすめ。25分程度あるアニメのうち、20分くらいは下ネタ関係なんじゃないでしょうか。
アンナ・錦ノ宮が良キャラ!
アンナ・錦ノ宮は本作を語るうえで欠かせないキャラ。見た目としては銀髪の美しい、ザ・お嬢様といった感じで狸吉の憧れの存在でもあります。そして、ある事件をきっかけに狸吉に好意を抱くようになるのですが、そこからはもう大暴走。世界観の問題で性的な知識がないことから、本能的な性行為でいけないことと分からずに様々な行動を引き起こすのです。
狸吉に思いっきり夜這いをかけたり、何かあれば狸吉に性行為を迫ったり。性的な知識がないだけにブレーキがかかることはありません。初めのうちは、普通のお嬢様キャラだな、と思ってみていたのですが、後半からかなり良い(?)キャラへと変貌していきます。反応も何かとエロいのでぜひ注目してみてください。アニメの演出も相まってもはやホラーの域に達していることもありますよ。
びんかんちゃんが可愛い!
メインキャラでもなければ、話にもほぼ絡んでこないのですが、本作のびんかんちゃんは非常に可愛い女の子。性的な知識に対して人一倍興味があるようで様々なことにびんかんに反応します。何気に声を担当するのが「ヤマノススメ」などで有名な小倉唯。毎回、絶対に1シーン1台詞が用意されているようなので探してみましょう。また、後半の登場する鬼頭鼓修理も可愛らしい少女。ただ髪型が下ネタ代表のような見た目をしており、何ともネタキャラ臭は溢れます。こちらも実際に見て確認してほしいところです。ちなみに鼓修理を演じているのは堀江由衣。他にも石上静香や小林祐介など、声優陣にもかなり力が入っています。
OPやEDもこれまた酷い!
酷いといっても、もちろん良い意味で。OPやEDテーマも作品にマッチした、下ネタ満載の曲になっています。OPを歌うのは本作のために用意されたSOXで、歌詞には下ネタを思わせる表現が満載。またEDは声優としても活躍する上坂すみれが担当。こういったネタ臭溢れる作品と彼女の歌声がとてもマッチしているように思えます。ちなみに、上坂すみれは本編にも登場しているので、どのキャラクターが声を聞きながら想像してみてください。