Hulu
2016年07月05日
【あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。】動画の感想と評価!Huluで配信
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みなさんはHuluで配信されている「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」をもう見ましたか。かなり有名な作品なので見たことのある方も多いと思いますが、もしまだ見たことのない人がいるのなら今すぐにでも見ておくべきです。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。って?
本作は通称「あの花」と呼ばれる作品で放送後の反響から劇場版や実写ドラマも製作されました。作品の舞台のモデルとなるのは埼玉県にある秩父市で、少年少女による青春群像劇が繰り広げられます。メインとなる登場人物は宿海仁太(じんたん)、松雪集(ゆきあつ)、久川鉄道(ぽっぽ)といった3人の男子、そして本間芽衣子(めんま)、安城鳴子(あなる)、鶴見知利子(つるこ)の3人の女子。この6人はもともと「超平和スターズ」という名前のグループを作るほどの仲良しだったのですが、めんまの死を原因に自然とよそよそしく。主人公である、じんたんについては受験の失敗から引きこもりになっていました。そこに現れたのが死んだはずのめんま。これをきっかけに超平和バスターズのメンバーは徐々に関係を取り戻していきます。
超豪華なスタッフ!
本作の監督をはじめとするスタッフは超豪華メンバー。特に監督の長井龍雪は「とある科学の超電磁砲」や、のちに「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の監督も務める実力派。彼が監督する作品は男女間の関係が非常に上手く描かれている気がします。また脚本を務めるのは、今や深夜アニメにひっぱりだこの岡田麿里。先ほどあげた鉄血のオルフェンズや、同監督の「とらドラ!」などでも脚本を担当したことで有名ですね。キャラクターデザインは、こちらも同監督とコンビを組むことの多い田中将賀。「あの夏で待ってる」の時にも思いましたが、幼さの残る男子や女子については右に出るものがいないレベル。同時に総作画監督も務めているので、本編の作画は非常に安定しています。
アニメらしくない良さのある作品
本作は世界観がバリバリファンタジーなわけでもなければ、ロボットの出てくるようなSF作品でもありません。またキャラクターの派手さも抑えめとなっており、アニメらしいアニメとは少し違った趣。そのため、初めのうちは馴染まない方もいるかもしれませんが、徐々に浮き彫りになっていくキャラクターの性格や感情、そして丁寧な演出には引き込まれるものがあるはず。他のアニメではなかなか見られないやり取りや設定も多いので、目新しさを求める方にはぜひ見てほしいところ。そして、徐々に徐々に面白くなっていく作品なので途中で切るようなことはせず、最後までしっかり見てほしいです。本作は全11話という、ノイタミナらしい短さなので、そう時間もかかりません。逆に深夜アニメ特有の痛々しさは抑えめなので、普段アニメを見ない人でも見やすいかもしれません。
めんまの動きに注目!
本作でぜひ注目してほしいのが、物語の中核となるめんまの動き。彼女は見た目こそ成長しているものの中身は死んだ時のままなので、動きや言動には幼さが残っているのです。これが非常に可愛らしく、何気ない動きも愛らしい。A-1 Picturesの優秀な作画によって、それがさらに引き出されています。もっと具体的に言うならば、超平和バスターズの回想シーンのめんま。ここの作画が非常に気合が入っているのか、他と比べて数段可愛らしい動きを見せてくれます。賛否両論はあると思いますが、確実に見逃さないようにしましょう。物語的にも重要な場面ですしね。
心から感動するアニメ
あの花は泣けるアニメとして有名な作品で、ラストの方は涙腺の制御が全く効かなくなるほど。詳しく話してしまうとネタバレになってしまうので避けますが、泣きたいアニメを見たいという方に、これ以上おすすめの作品はありません。きっと心に残る1本となってくれるはずです。ちなみに、メインスタッフが再集結した「心が叫びたがってるんだ。」という映画作品も存在するので、あの花が気に行ったらこちらもチェックしてみてください。