Hulu
2015年04月14日
Huluのリミットを見ての感想!携帯電話でしか外の世界と接触できない主人公
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限られた空間と道具でどうやって脱出するか…。極限状態での人の行動や思いをとてもうまく描いている映画だと思います。
この映画の一番すごいところは「説明用のセリフがないのに今の状態が見ている人にわかる」ということだと思います。主人公は地中の棺のなかに一人で閉じ込められていて、おかれていた携帯電話を通してしか外の世界とは接触できない。
言葉を話すのも携帯電話を使っているときだけ、なのに主人公の今の気持ちや感情はきちんと見ているほうに伝わるようになっているのです。それはこの主人公の一つ一つの表情や、指先の震え息遣いなどでうまく表現しているからではないでしょうか。
そして、緊迫した地中の中の棺と外の安全な世界との差もなかなかリアルで面白さをアップしている気がします。見ているこちらは主人公側にいるつもりで見ているので、外の世界の冷静さというか他人事な感じにイライラさせられてしまいます。
主人公が他のパニック映画に出てくるような騒いで必死に泣き叫ぶタイプではなく、自分に出来ることは最大限やり、対応や各所に連絡するところも充分やっているだけに余計こちらは主人公に助かってほしい気持ちになります。充分主人公に共感できる映画であり見せ方も他の映画よりも優れていると思いました。シンプルなだけに分かりやすく入り込みやすい映画です。