Hulu
2015年06月20日
Hulu(フールー)で「クリミナル・マインド/FBI VS 異常犯罪」を観た感想
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今回紹介する作品は、海外ドラマ「クリミナル・マインド/FBI VS 異常犯罪」です。FBIのBAU(行動分析課)チームが、凶悪な犯人の心理を分析しながら巧みに追い詰め、様々な異常犯罪を解決していきます。
その名の通り、取り扱われる事件はどれも凄惨なもので、直視に耐えない映像にはなかなか忘れられないインパクトがあります。しかしそれを補って余りある、チームメンバーたちの美しい絆について語りたいと思います。
彼らは協力申請があれば、深夜だろうが休日だろうがお構いなしに駆けつけなければいけません。そしてその捜査の特性上、基本的には事件が起こってからでしか捜査できない、後手後手であることに対して常に苦悩を抱えています。最小限の犠牲で解決することもあれば、犯人に逃げられてしまったり、時には仲間の命が危ぶまれることも。
そうした過酷な環境の中、彼らはお互いを時折「家族」と呼びます。軽口を叩き合って暗く血に満ちた記憶に潰されないよう励まし合ったり、ささやかな憩いの時間には誰かの家に集まって夕食を楽しんだり。事件のことを忘れていられるのは少しの時間だけだとわかっているので、なおその姿が儚くも愛おしく感じます。彼らは皆、それぞれに複雑な家庭環境を抱えています。そんな彼らが口にする「家族」という言葉の、何と重いことか。
そんな彼らの葛藤と、事件の背景がリンクしていることが多いのも、この作品の見どころの一つです。熱く語ってしまいましたが、胸を張ってオススメできる作品です。